今年もSEMA-SHOWの季節がやってきた。会場はネバダ州ラスベガスにあるラスベガスコンベンションセンター。昨年から一段と広くパワーアップした会場からレポートをおとどけしよう。まず来場者が目にするのは会場エントランス周辺に屋外展示されたショーカーやカスタムカーだ。Custom-Rod、SUV、NASCARやモンスタートラックまで様々なマシンが展示されている。日本ならこの屋外展示エリアだけで「日本一のカーショー」になる事は間違いなしの内容だ。何しろショップが作ったデモカーからデイトナを走るコルベットC5-Rまでが手の届くところで存分に楽しめる、しかしここはまだ会場の外なのだ。
強烈な混雑を見せる入場受付を通過し、メイン会場へと足を運ぶと真っ先に目に飛び込むのは、100周年を迎えた“FORDブース”の巨大ディスプレイモニターとターンテーブルに乗ったNew MASTANG-GTだ。昨年に続き、FORDはメインエントランス付近に広大なスペースのブースを展開する力の入れようだった。
昨年来の日本車のスポーツコンパクトはやや減少し、今度はアメ車のスポコンが登場しているようである。相変わらず28incを履くHAMMER2など“ビッグホイル”は会場のあちこちで注目を浴びていたが、「Aoto-Partsエリア」は昨年より少し控えめに見えたのは私だけなのだろうか。パーツ関係のお仕事の方々は当然ここが仕事の場であるが、私にとってのお楽しみは「StreetRod Alley」や「Racing&Performance」エリアである。今年も数々のHOT-RODやRACING CARが展示されていた。
もうひとつのお楽しみは各メーカーが送り込むキャンギャルのお嬢さん!ただ昨年のスポコンフィーバー以来、変てこな和服姿の日本人ギャル?やオリエンタルテイストのキャンギャルが目に付くが、これがどう見てもおかしくてアメリカ流“あぁ勘違のジャパニーズ”なのである。昨今、日本、中国、韓国を始めとする極東アジア地域からの出展や来場者が目立つSEMA-SHOWだが、できればアメリカらしいダイナマイトボディーのブロンド嬢にして頂きたいのは皆さんも同感であろう。
話を本題に戻すが、ビッグ3の一角“CHRYSLERブース”には楽しい車が大集合だった!HEMI搭載のNewダッチラムに始まり、’70 PLYMOUTH GT-XやFunnyCarまで持ち込まれていた。写真の黄色いBARRACUDAはなんとVIPERのV-10ユニットを搭載しインテリアまでVAIPERの物をスワップした優れもの!「こんなの足に欲しいー」って思わず叫びたくなる一台であった。我らが“CHEVROLETブース”は何となく控えめで新車発表会みたいに整然とニューモデルが並ぶ。ここ最近FORDやCHRYSLERに幾分おされ気味の「CHEVROLET」にも頑張って欲しいものである。
ホット・ウィールブースで見つけたDEORAUのモノホン!後ろに積まれたサーフボードだけでも欲しいね!未発表モデルの1/18“BAT BOBILE”の姿も、、、、!
屋外も含めると合計5つのセクションから構成される超広大な会場は、2日や3日ではとても十分に見て回る事は出来ない。今年もこのSEMAウィークには全米いや世界中から多数の自動車ファンや業界人が訪れた。
さて、来年のトレンドは何か、これからアメリカの自動車関係産業はどういう方向に進むのか、そしてそれを支える極東アジアの生産力や経済はどう変化していくのか?読めた人、読めなかった人、全然関係無かった人、また来年SEMAで逢いましょう。